ステンレス鋼を使用するオートマグ(英:AutoMag)


自動小銃で用いるような


回転式拳銃に比べて構造上の耐久性に劣る自動式拳銃は、マグナム弾薬を使用するのが困難だったが、AM社は当時の新技術だったステンレス鋼を使用することで、これに耐えうる自動拳銃の開発を目指した。 ボルトの閉鎖機構には自動小銃で用いるような「ターン・ボルト・ロッキング・システム」を採り入れ、閉鎖不良を回避するためのボルトアクセロレータも取り付けられている。ステンレスモデルのみの発売であり、大型のレシーバー一体型銃身は上部にリブが設けられ、大型のクーリングホールが開けられている。使用実包は.44AMP(.44 Auto Mag Pistle)。 自動式拳銃の利点である装弾数や反動軽減、発射ガスの利用効率の良さなどから、当時世界最強の拳銃とされていたS&W M29を超えると期待もあって、先行予約では8,000丁の受注があったとされる。しかし、後述のさまざまな欠点により「オートジャム(作動不良)」という蔑称が生まれ、商業的には失敗しAM社は1年余りで倒産した。その後もメーカーが売却や合併を繰り返したため、刻印が「AM」、「TDE」、「HIGH-STANDARD」、「AMT」(AMTが少数販売したカスタム用レシーバーは「Auto-mag Corporation」を表すAMC刻印)などに変化しながら製造販売され、1983年に生産中止となった。 1998年から2000年にかけて、亡くなった設計者の追悼の意味も込めてオリジナル刻印復刻レシーバーの限定販売が行なわれたが、マネジメントを担当したAMT-Galena社が倒産、70丁前後の出荷で終わっている。総生産数は16,000丁ほどと推測されているが、会社が何度も変わったため、正確な記録は不明となっている。

ストラップの形状から


44マグナム弾を撃ち出すオートピストル・・・21世紀の現在では誰も驚かないでしょう。 って、私たちの世代では驚かないこと自体が驚きなのですが。マニアになった時には、 既にデザートイーグルに代表されるマグナムオートが当たり前のように存在していた 世代、つまり生まれた時にはテレビはカラーだったとか、ビデオデッキが自宅にあった とかいう方々と、我々とのカルチャーギャップに似ているでしょうか。 「44マグナムは巨象をも倒す」と刷り込まれたまま大人になった私にとって、M29は 太くてゴツいバレルと安定感のあるグリップから、いかにも破壊力を秘めていそうな 印象を持ったものですが、同じリボルバーでもブラックホークなどは、細身のバック ストラップの形状から「本当に撃てるんだろうか?」と訝しく思ったものです。 そこでオートマグです。とってもSFちっく・・・。S&Wやコルトのオートとの、外観上の 共通点はなさそう。ベンチレイテッド・リブとテーパーバレルの組み合わせは、その シャープさゆえ、工業製品然としていて、深い味わいも感じない。が、ボルトを引いて 初めて分かるオートマグの魅力。エジェクション・ポートから覗く、巨大なカートが44 マグナム弾を発射することをアピールするかのようです。これは撃つ方も相当な覚悟が いりそう。にしても、オートマグってネーミング、ストレート過ぎませんか?

世界初のマグナム弾


オートマグ(英:AutoMag)とは1969年に発表、1970年からAM社(Auto-mag Corporation)によって一般発売された世界初のマグナム弾を使用する自動拳銃である。後継機種として発売されたオートマグシリーズと区別する意味で「.44オートマグ」とも呼ばれる。設計者はハリー・サンフォード。

ユニークな構造に優雅なスタイル


1969年に登場した世界初の、マグナム弾を使用する自動拳銃。マグナムオートという新しいジャンルの先駆け的存在。以降のオートマグシリーズと区別するため、44オートマグとも呼ばれる。 1970年、ハリー・サンフォード率いるAM社(Auto Mag Corporation)は、新技術であるステンレス材を使用することによりマグナム弾の威力に耐えうる理想の自動拳銃、オートマグを発売した。 しかし当時は未熟であったステンレス技術と、素材特有の粘りや潤滑、通常はライフル銃に使われるような複雑な閉鎖方式などのせいで、いとも簡単にジャムを引き起こし、「オートジャム」と言う不名誉なあだ名まで付けられた。 .44AMP(44 Auto Mag Pistol)というリムレスのオートマグ専用弾を使用するが、当時はどの弾薬メーカーからも発売されなかった。少し後になってようやく出たメーカーの工場製弾は質が悪かったり強力過ぎたりで、結局オーナーはライフル用の.308winのケースを切り詰めて弾を自作したが、それらが更にジャムを誘発した。 実用性という点ではサッパリだったが、その野心的な試みと、ユニークな構造に優雅なスタイル、そしてオートでマグナムという魅惑的な響きによって一躍有名となり、数多くのコアなファンを作り出した。 倒産に追いやられたAM社がトーマスオイル社に買い取られTDEとなり、一時経営が安定した頃に発表された.357口径のオートマグは貴重なコレクターアイテムとなっている(.357AMP弾は発売されず、.44AMP弾から自作するしかなかった)。 クリント・イーストウッド主演の「ダーティハリー4」に登場し、一部の熱狂的なファンを作りだしたものの商業的には成功せず、生産元が二転三転した挙げ句1983年に製造中止となった。記録によると純正モデルの製造数は合計で2,000挺程度で、今でもマニアの間では高値で取引されている。 後に同じ発想で作られたデザートイーグルが成功した事を考えると、時代が早過ぎたのかも知れない。 余談だが、AM社は社名の変更や倒産、吸収や買戻しを繰り返しているため社名こそ頻繁に変わっているが、その実は同じ会社である。そのためオートマグにはAM、TDE、ハイスタンダード、AMT、AMCと様々な刻印が存在する。
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